萩那久の日記なんですけど、本当に日記だけかよ。 サイトへ戻る

【文章】自己流小説書き方【書けぬ】

よく、頭の中に浮かんだ世界や妄想に意識を取られ、何も手につかず胸がいっぱいになって苦しくなることはありませんか?あ、ない?まあ、あるとしましょう。「可愛い女の子が男の子に告白されてドキドキするのとかいいよね!」「お母さんに捨てられた子どもが独りでもたくましく成長する姿はいいよね!」「いやいや、もし文房具が人間みたいに喋って生活してたら面白そう!」「ホモがみたい」などなど、頭の中やばいことになってるとしましょう。そんな時に、「これを表現できたら楽しいだろうな」と思ったその時から、貴方は物書きになれるのです。別に漫画描くのでもいいのですがね。漫画と文章、どっちがいいかな〜と悩んで文章を選んだらば、貴方は物書きですよ。
さて、そうして、「表現したい!けど上手くいかない!」という方に、私のやり方を少し伝授します。他にもいいやり方があるのでしょうが、私は右脳派人間で感覚派の社会順応性低レベルなヤツなんで、以下のやり方をとってます。では、どうぞ!



自己流小説書き方


文章の書き方って人それぞれですよね。すごく面白いと思うんですよ。私なんか、常に妄想滾ってるので、授業中ノートの隅に「これこれな雰囲気でこんな流れだと萌える」みたいなこと書いてるんですよ。そんな感じで、メモというものは文章を書く上でとても大切な気がします。

私は病欠で受けてないんですが、最近小論文模試が行われました。小論文、以前も一回書いたのですが、なかなか難しいです。ひとつ「私はこれを主張する」と決めたら、そう思う理由を一つ二つあげて、そこを更に詳しく書き進めて行って、それから下書きで文章にするというやつですよ。

私、後半下書き一切無視でした。伝えたいことが下書きでハッキリして、整理されたものが頭に入っていたから、下書き通りにやるよりもレベルの高いものが頭の中で構築されていたからです。

文章って、頭の中で混沌としている想いや意見を可視化することでうまく整理できるんですよね。だから、とりあえず書こうと。

小説も文章の一種です。


まずは、「こんな話が書きたいな〜」「こんなキャラいたら楽しいな〜」と思うことを、ざっと書き出してみてください。いくつでも、思いついた時でいいのです。私は1日6〜7時間授業があるので、よく授業のノートの片隅に書いてます。キャラなら、ちゃちゃっと絵を描いて周りに設定とかね。それを繰り返してください。
ある程度繰り返すと、ビンボー症が祟って『同じキャラを何度もノートに書く』ことや『幾つか設定を出したけど、どれか一つに絞れないからキャラを再利用する』ことがあります。頭の中に住み着いちゃうんですよね、その世界が。ビンボー症ですよ。まだカタチにはなってなく、妄想の域を出ないのですが、なんかもう楽しいです。二次創作のパロディやってたら、原作のカケラも無くなったからオリキャラに当てはめた、なんてのもいけますよね。全ては再利用です。ビンボー症です。
そうして、キャラが生まれ、更新され、何度も何度も同じキャラや世界観の妄想をし始めるようになったら、それは自分のものになったと言えますよね。多分。別の場所で思いついたキャラをこの世界にぶっこんだら楽しそう、みたいなので、その世界の住民がどんどん増えたりするかもしれませんね。また、この世界でこんな事件が起きたら楽しいなんて考え始めるかも。そこまできたら、「とりあえず頭の中のこの妄想を吐き出したい!」とかなっちゃうんですよ。そこで、可視化です。
ノートを一冊用意します。ただの紙よりも、ノートの方が良いです(これは勉強にも通ずることですが、紙に書いておくとバラバラになって不便です。前の設定とか恥ずかしくて捨てて消し去りたい!とか思っても、ちゃんと残すように。その為のノートです)。最初の方に、キャラ設定とか出来事とか、とりあえず今頭にある妄想を殴り書いていくんです。これまで授業の傍らでずっと考えてた『現実逃避』の傑作をぶつけていくんです。それをある程度整理しましたら、別のページに「あらすじ」を書いてみましょうか。大雑把でも、細かくても構いません。この時、まだ読ませる段階ではない文章でも、他人(というか未来の自分)へ伝えるつもりで書きましょう。字は汚くていいです。平仮名ばっかでも、自分が正しく意味が汲み取れる自信があれば別にいいです。


☆For Example (私の例です)
【少年は気づいたらあお向けに倒れていた。肩を強くたたかれて目が覚めた。】
この文章から始まって、およそ2ページに渡って書きました。
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※非常に見づらいが、1ページ分。
これが冒頭のつもりです。ええまだ続きますよ。最終的には奴隷を解放して王の心を綺麗にするとこまで持っていくつもりです。奴隷のどの字も出てないけど。

これを元に、この文章の世界を妄想します。また妄想かよ、とか思わずに、さあ。
そこはどんな世界?何がある?誰がいる?空は、大地は……。まあぶっちゃけ物語に関係ないところはそこまで詳しく書かなくてもいいのですが、なんか背景がないと寂しいし。あと、人物がその行動に至るキッカケとなる心情描写も盛り込んじゃってください。この辺は読書の経験がモノを言うのではないでしょうか。知らんけど。
やはり、ここも読む人に伝わる様に書きましょう。

☆For Example (私の例です)

元の文章
【少年は気づいたらあお向けに倒れていた。肩を強くたたかれて目が覚めた。】

更に書き込んだ文章
【肩に強い衝撃。ズシズシと押すような力に、頭が動き始めた。目の前は真っ暗。耳から「大丈夫?生きてる?」と声が入る。なんだか日の光のような優しさを胸に受けて、背中から後頭部から、冷たいような暖かいような、大きな気配を感じる。それ以外はよくわからないけど、混濁の中からゆっくりと揺れて浮かぶ意識が覚醒し、オレは目を開けた。

(……眩しい)

逆光でよく見えない、人がオレの顔を覗き込んでいて、その後ろには深い青空が広がっている。その青空があまりに綺麗で吸い込まれそうで、眩しい。】

ああダメだ。わけわからん。お手本にできないわ。

後は繰り返し読み込んで不自然なところを『読者目線』で書け直せば、自分の妄想を詰め込んだ文章が完成です。魔法のクスリみたいですね。この文章に濃縮されたのは、貴方の想いや意見、妄想なのですよ。



なんてまあ大袈裟ですが、これで有る程度自分の意見をカタチにできるので、「○○な世界がみたいよ!」「○○っぽい男の子が△△される話がみたいよ!」「○○に△△して□□になっちゃう話とかあってもいいじゃん!」「敬語の後輩にオモチャで散々いじられて屈辱感じる先輩のホモ話なんてどうすか!ねえ!」とかなって仕事も勉強も手につかなくなった時に文章にして想いを吐き出してみるのはいかがですか?もしかしたら需要あるかもしれませんよ。

以上です。さあみんなもサイトを作って自分の想いをたけるのです!あ、たけるって方言?あれ?